第二水曜日の夢●1


火口からの贈り物

ぼくは生まれたときから、火口のそばに住んでいます。
この火山は何年も活動していないから、火口のそばに住んでいても安全なのです。
ときどき、火口をのぞきこむとポンと赤い石がはじけて飛んでくることがあります。
石はとてもきれいなので、ぼくは町に降りて売りに行きます。

彼はまるで平地のように斜面を走り回っている
急な坂道

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