中学生の頃   D D   罪と罰


(夢)
私は何か悪いことをしたらしい。白い着物(死に装束?)を着て、茶色い土の見え
る粗末なゴザの上に正座している。目の前にはお正月で鏡餅を置くような木の台が置
いてあり、その上に白い和紙、更にいやにピカピカ光る小刀が置いてある。
私は今から切腹をするのだ。将軍様が武士としてのお情けをかけてくれたらしい。
その将軍様は、前方の一段高くなった屋敷の真ん中に座っていらっしゃる。
ここは武士として潔く死のうと思い、私は小刀を握って腹にズブと刺した。そして
横に引き裂く。しばらくその体勢でいて、首をはねる人はまだかなと思った。しかし
一向に現れてくる気配がない。切った腹は痛くないし、血も出ていない(だが中身は
見えている)。腹に刀を刺したままじっと待ってみた。が、やはり首をはねる人は現
れないので、退屈になって歩いて出て行ってしまった。
(〜夢)

コメント
これと同様に拳銃で撃たれた夢も痛くなかった。
どうやら現実に体験したことのないものは痛くないらしい。


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