WALLのシステムは、以下のソフトウェア群から構成される。

* The WALLサーバ
* The WALLページジェネレータ
* The WALLクライアント
* The WALLペインタ

The WALLシステムはクライアント・サーバ型で、複数のユーザがネットワー クを通して、The WALLサーバのキャンバスを共有し、連画的創作をすること ができる。キャンバスは、円筒状の壁を隠喩(メタファー)とした、2Dコンピュータ ・グラフィックスのデータを保持している。
ユーザは、The WALLクラアントでデータを更新することができるが、WAL Lの画像を見るだけであれば、The WALLページジェネレータを介して一般の WEBブラウザで鑑賞することが可能である。
The WALLペインタは、専用画像編集ツールである。

(1) The WALLサーバ・プログラム

・機能説明

The WALLサーバは、「壁」をメタファーとする画像データを管理する機能を もち、連画の参加者が壁の上に落書きをする感覚を持ちながら、多人数での協調作業 を自然に進行するための機能を提供する。

・サブプログラムとの関係

The WALLサーバ・プログラム:
接続機能サブプログラム
画像データベース管理機能サブプログラム
インターロック管理機能サブプログラム
画像ファイル送受信機能サブプログラム
ログ記録機能サブプログラム


 
 

(2)The WALL ページジェネレータプログラム

・機能説明

The WALLページジェネレータは、WWWサーバから通知されたユーザからの
要求によって、The WALLサーバのデータを入力とし、壁のルックフィールを
持つWWW画面を自動生成し、出力するものとし、具体的には以下の機能から構成さ
れるものとする。

・サブプログラムとの関係

The WALLページジェネレータ:
画像合成機能サブプログラム
HTML生成機能サブプログラム

下図は、その画面へWWWブラウザーによってアクセスしている状況である。


 
 

(3)The WALLクライアント・プログラム

・機能説明

The WALLクライアントは、The WALLサーバに接続し、画像を一覧し、
ユーザによって選択された任意の一部をダウンロードし、ローカルファイルとして出
力する機能を持つ。The WALLクライアントはまた、The WALLペインタ
などによって加筆修正された画像ファイルを、The WALLサーバにアップロー
ドする機能を持つ。

・サブプログラムとの関係

The WALLクライアント・プログラム:
    ネットワーク接続機能サブプログラム
      サーバ接続処理サブプログラム
        認証処理サブプログラム
    リモートファイル受信・キャッシュ機能サブプログラム
      リモートファイル受信処理サブプログラム
        キャッシュ処理サブプログラム
    ブラウジング機能サブプログラム
      ブラウジング処理サブプログラム
    インターロック機能サブプログラム
      インターロック処理サブプログラム
    リモートファイル送信サブプログラム
      リモートファイル送信処理サブプログラム

(4)The WALLペインタサブプログラム

・機能説明
The WALLペインタは、The WALLクライアントによってローカルサイド
にダウンロードされた画像ファイルを対象とし、画像に対する各種描画機能を提供する。

・サブプログラムとの関係

The WALLペインタサブプログラム:
    ファイラ機能サブプログラム
      一覧処理サブプログラム
      ファイル入力サブプログラム
      ファイル出力サブプログラム
    レイヤ管理機能
      レイヤ付加処理サブプログラム
    ブラシ描画機能
      色設定処理サブプログラム
      濃度設定処理サブプログラム
      範囲設定処理サブプログラム
      効果設定処理サブプログラム
    矩形描画機能
      色設定処理サブプログラム
      濃度設定処理サブプログラム
      範囲設定処理サブプログラム
      効果設定処理サブプログラム


 
 

他のペイントソフトとの連携

The WALLペインタは、画像の書き出しと読み込みの機能を持つことによって、他のペイントソフトで画像を編集することも可能である。
読み出しにおいては、次の3つの画像データをJPEGとして出力する。

 ・描画部分の画像ラスターの32ビットRGBデータ
 ・描画部分の画像ラスターの8ビットアルファデータ
 ・描画のベース部分となるWALL画像ラスターの32ビットRGBデータ

これを、それぞれのペイントソフトにおいて読み込ませれば、直接画像の編集が可能である。
下図は、Photoshopで画像を編集している様子である。